
「強いシュートが飛んでくると、思わず身体を避けてしまう」
「横に飛んできたボールに対して、手ではなく足で止めようとしてしまう」
「練習ではできるのに、試合になると怖がって身体を倒せない」
ゴールキーパーをしているお子さまに、このような姿が見られることはありませんか?

こんにちは!
GIFTゴールキーパースクール代表の広瀬です。
これまで300名以上のGKの指導に携わる中で、GKを始めたばかりの小学生の保護者の方から、シュートやボールに対する恐怖心について相談をいただくことがあります。
特にGKを始めたばかりの選手にとって、シュートに向かって身体を動かすことや、地面に身体を倒すプレーというのは、決して簡単ではありません。

しかし、ここで大切なのは、シュートが怖いという問題を、勇気や気持ちだけで解決しようとしないことです。
実は、シュートを怖がってしまう原因には、GKとしての技術が十分に身についていないことが関係している場合もあります。
今回は、小学生GKがシュートを怖がる原因と、その解決につながるローリングダウンの基本について、実際のスクールでの指導を交えながら解説していきます!
キーパーがシュートを怖がる3つの原因
まずは、なぜシュートを怖がってしまうのか、その原因を整理していきましょう。
一口に「シュートが怖い」といっても、選手によって怖さを感じている部分は異なります。
ボールが顔面に当たるのが怖い
特にGKを始めたばかりの小学生に見られるのが、ボールが顔に当たることへの恐怖心です。
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そもそも、人間は自分に向かって物が飛んでくれば、反射的に顔を背けたり、目をつぶったり、身体を避けたりします。
これは人間に備わっている自然な防御反応です。
勇気がないからというわけではありません。
では、どうすればシュートに対する恐怖心を減らせるのでしょうか?

まず大切なのは、ボールに慣れること。
そして、目で追えるボールを増やすことです。
例えば、いきなり強いシュートを何本も打ち込まれても、ボールの動きを目で追えなければ、反応することは難しくなります。
まずは、選手がしっかりと目で追えるスピードのボールから始め、徐々にボールの速さや距離を変えていきます。
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目で追えるボールが増えれば、ボールの軌道を捉え、それに対して身体や手を動かすことができるようになります。
その経験を繰り返すことで、これまで反射的に避けていたボールに対しても、少しずつ自分からプレーできるようになっていきます。
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怖さを我慢させるのではなく、反応できるボールを増やしていく。
これが、シュートへの恐怖心を減らすために大切なアプローチです。
地面に身体を倒すのが怖い
次に多いのが、横に身体を倒すことへの恐怖心です。
GKは、身体の正面に飛んでくるシュートだけでなく、左右に飛んでくるシュートにも対応しなければなりません。
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その際に必要になるのが、「ダイビング」というテクニックです。
しかし、倒れ方を知らない状態では、地面に身体を打ちつけてしまったり、肘や膝を強くぶつけてしまったりする可能性があります。
実際に倒れたときに痛い思いをすれば、次に同じようなシュートが飛んできたとき、見送ってしまうこともあるでしょう。
だからこそGKスクールでは、シュートを止める練習の前に、身体を安全に倒すための受け身から指導しています。
どうやってシュートを止めればいいか分からない
そして、もう一つ大切なのが、GKとしての技術を知らないことによる不安です。
例えば、ゴールの隅に放たれたシュートに対して、どの位置でボールを捉え、どのように着地すればよいのか。
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こうしたGK特有の技術をそもそも知らなければ、選手は自分の身体をどのように動かせばよいのか分かりません。
結果として、身体を倒して手でボールを処理するよりも、慣れている足を使ってシュートを止めようとする場合があります。
つまり、シュートに対して身体を倒せない原因は、必ずしも恐怖心だけではないということです!

「ボールや地面が怖くてプレーできない」のか。
それとも「やり方を知らないからできない」のか。
選手のプレーを観察し、どこに問題が起きているのかを見極めることが、私たちGKコーチの仕事です。
シュートが怖い小学生GKに必要な「ローリングダウン」とは?
ローリングダウンとは、身体の横に飛んできたボールに対して、身体を倒しながら処理するGKの基本技術です。

GKの醍醐味といえば、横に飛んできたシュートに対して、身体を投げ出してゴールを守るダイビングを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、GKを始めたばかりの選手に、いきなりダイビングの練習をすると怪我のリスクが非常に高いので、危険です。
ダイビングができるようになるためには、適切なステップを踏むことが大切です。

まずは、自分の身体の近くに飛んできたシュート対して、正しいフォームで身体を倒すことから始めます。
ローリングダウンで大切なのは、怪我をしないように安全な着地を身につける。
ここをすっ飛ばして、フォーム作りには進めません!

倒れたときに痛い思いを繰り返してしまえば、身体を倒すことへの恐怖心が強くなる可能性があります。
だからこそ、GIFTでは、受け身から実際のシュートストップまで、段階的にトレーニングを進めています。
関連記事ローリングダウンの具体的な練習方法はこちら!東京墨田校の第1回無料体験会では、GK初心者の選手たちが、受け身から実際のシュートストップまで挑戦しました。当日のトレーニング内容と選手たちの変化を、写真や動画とともに紹介しています。トレーニング記事を読む →
シュートへの恐怖心を減らすために大切なこと
シュートへの恐怖心を減らすうえで大切なのは、ただひたすらシュートを受け続けるだけではありません。
まずは、選手がどこに問題を抱えているのかを見極めること。
そして、その課題を解決するために必要なトレーニングを設定することです。

例えば、選手がシュートを見送る原因が、
ボールを目で追えていなかったのか?
プレースピードが遅かったのか?
それとも、着地への恐怖心からなのか?
問題が異なれば、必要なトレーニングも変わります。

選手が失敗した原因を見つけ、解決できる状況をつくることが、私たちGKコーチの仕事です。
実際のトレーニングで見られた選手たちの変化
9月22日に開催した東京墨田校の無料体験会でも、ローリングダウンをテーマに90分間のトレーニングを行いました。

最初は身体を倒すことに苦戦していた選手たちも、
受け身から段階的に練習を進め、最後には実際のシュートに対して身体を倒し、ボールを止める姿が見られました。
もちろん、90分ですべての技術を習得できるわけではありません。
しかし、これまで知らなかった身体の使い方を学び、実際のシュートに対して挑戦できたことは、ゴールキーパーの選手たちにとって大きな一歩です。
シュートが怖いのは、勇気が足りないからではない!
シュートが怖いと感じる原因は、ボールへの恐怖心、倒れることへの恐怖心、技術を知らないことなど、選手によって異なります。
だからこそ、ただ根性論で伝えるのではなく、何が原因でプレーできないのかを見極め、必要な技術を身につけることが大切です。
GIFTゴールキーパースクールでは、GKを始めたばかりの選手にも、キャッチングやローリングダウンなどの基本技術を、一人ひとりの習熟度に合わせて指導しています。
正しい技術を身につけ、これまで見送っていたシュートにも、自分から挑戦できるようになる。
そんな選手の成長を、これからもサポートしていきます!

