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「子どもがチームでゴールキーパーを任されたけど、何を練習したらいいんだろう?」
そんな悩みを持つ保護者の方も多いのではないでしょうか?

チームの練習では、フィールドプレーヤーと一緒に練習をして、シュート練習やゲームになったらゴールキーパーをやる。
GKの練習といっても、
「シュートを打ってあげればいいの?」
「キャッチングを練習すればいいの?」
「ダイビングってどうやって教えるの?」
そもそも、何から始めればいいのか分からない。
特に、チームにGKコーチがいない場合、GKを始めたばかりの選手が正しい練習方法を知る機会は、決して多くありません。

でも、ゴールキーパーはフィールドプレーヤーとは違う専門的な技術が必要なポジションです。
そして実は、派手なダイビングや難しいトレーニングよりも、初心者のうちに身につけてほしいことがあります。
それが、GKとしての「基本の型」です。
今回は、これまで300名以上のゴールキーパーと関わってきたGIFTゴールキーパースクール代表の広瀬が、
GKを始めたばかりの小学生は、何から練習すればいいのか?
初心者のうちに身につけてほしい基本と、練習で大切にしてほしいことについてお話ししていきます。
まずは派手なセービングより「基本」から
「ゴールキーパー練習」と聞くと、ゴールの隅へ飛んでシュートを止めるダイビングや、

至近距離のシュートをスーパーセーブする姿を想像する選手も多いと思います。

もちろん、そういうプレーもGKの醍醐味です。
でも、GKを始めたばかりの小学生に、いきなり難しいダイビングの練習をさせる必要はありません。
まず身につけてほしいのは、もっと基本的な部分です。

たとえば、
・ゴールキーパーの基本姿勢
・正しいポジショニング
・キャッチング
・安全に身体を倒してボールを止める
こうした一つひとつの基本が、その先のプレーにつながっていきます。
私たちGIFTゴールキーパースクールでは、この基本を「型」と考えています。

いきなり自分なりのやり方でプレーするのではなく、まずはGKとして必要な基本の型を身につける。
その土台があって初めて、その先のダイビングや、応用テクニックにつながっていきます。
では、具体的にどんな練習から始めればいいのでしょうか?
基本姿勢
まず取り組んでほしいのが、「基本姿勢(構え)」です。

シュートが飛んできたときに素早く反応するためには、どんな姿勢で準備しているかがとても大切です。
良い姿勢を取り続けることで、パワーを持って動き出すことができます!
足首や膝が伸びきっていたり、重心が後ろにかかっていたりすると、
プレー方向が後ろになってしまったり、次の動きが遅れてしまいます。
キャッチング
次に、キャッチング。
ゴールキーパーにとって、最も基本となる技術の一つです。
キャッチングにもいくつか種類がありますが、まず身につけてほしいのが「オーバーハンドキャッチ」

オーバーハンドキャッチとは、主に胸より高い位置に飛んできたボールをキャッチするときに使う技術です。
大切なのは、ボールの正面に身体を運び、必ず身体の前でボールを捉えること。
GKを始めたばかりの選手には、
手だけでキャッチしようとしてしまったり、身体の正面からズレたまま捕ろうとするプレーもよく見られます。
だからこそ、まずは正面からゆっくりとしたボールを投げてもらい、正しいフォームで確実にキャッチすることから繰り返してみましょう。

オーバーハンドキャッチの詳しい身体の使い方については、実際の動きを動画で解説しています。
ローリングダウン
ローリングダウンとは、身体の横に飛んできたボールに対して、地面に身体を倒しながらシュートを止める技術です。

ダイビングの基礎にもなるため、GKを始めたばかりの選手には、早い段階で身につけてほしい技術の一つです。
ポイントは、身体の側面で下側から安全に地面へ着地すること。
肘や腰を強く地面にぶつけるような倒れ方をしてしまうと、怪我の原因になります。
まずは膝をついた状態など、地面に近い姿勢から安全な倒れ方を覚え、少しずつ立った状態でのローリングダウンへつなげていくのがおすすめです。
正しいローリングダウンを身につけることで、横へのシュートにも身体全体を使ってプレーできるようになり、その先のダイビングにもつながっていきます。
GKを始めたばかりのお子さんがローリングダウンを練習するときに使える怪我予防アイテムについては、こちらの動画でも紹介しています。
ポジショニング
次に身につけてほしいのが、ポジショニングです。
GKのポジショニングの基本となるのが、「アングルプレー」
アングルプレーとは、ボールとゴールの中心を結んだライン上に、GKが立ち続けること。

ボールの移動に合わせて自分の立ち位置を調整し、常にシュートを止めやすいポジションを取ります。
この位置がズレてしまうと、どれだけ良い基本姿勢を取れていても、相手に大きなシュートコースを与えてしまいます。
だからGKは、「シュートを打たれてから頑張る」のではなく、打たれる前に良い準備をしておくことが大切です。
ボールが動くたびに、「今、自分はボールとゴールの中心を結んだライン上に立てているか?」を確認するところから始めてみましょう。

家でもできるGK練習
ここまで基本姿勢、キャッチング、ローリングダウン、ポジショニングと紹介してきました。
最後に、自宅でも取り組めるGK練習を一つ紹介します。
それが、ダイビングの「着地」です。

「ダイビングの練習って、家ではできないよね?」
と思うかもしれませんが、実はベッドやマットレスの上でも練習できます。
GKを始めたばかりの選手にとって、最初の壁になりやすいのが地面に飛び込む怖さです。
いきなり人工芝や土の上でダイビングをすると、身体をぶつける怖さから思い切って飛べなかったり、手や膝を先についてしまったりすることがあります。
そこで、まずはベッドやマットレスなどの柔らかい場所で、横方向へ身体を投げ出して着地する感覚を覚えていきます。
柔らかい場所なら着地への恐怖心も抑えながら、思い切って身体を動かす練習ができます。
ただし、周囲に家具や硬いものがないことを確認して、安全な環境で行ってください。
実際の練習方法は、動画で紹介しています!
GKを始めたら、まずは基礎基本から
今回は、GKを始めたばかりの小学生に身につけてほしい基本として、基本姿勢・キャッチング・ローリングダウン・ポジショニング・ダイビングの着地練習をご紹介しました。
ゴールキーパーは、ただシュートをたくさん受ければ上手くなるポジションではありません。
一つひとつの技術に正しい身体の使い方があり、シュートを打たれる前にはポジショニングなどの準備も必要になります。
この記事を読んで、「GKって、思っていた以上に専門的なんだな」と感じた方もいるかもしれません。
実は、ゴールキーパーだけを専門的に練習する「GKスクール」という場所があります。
GIFTゴールキーパースクールにも、
「チームにGKコーチがいない」
「GKを始めたけど、何を練習すればいいか分からない」
というところから来てくれる選手がたくさんいます。
そして2026年10月には、東京都墨田区にGIFT東京ゴールキーパースクール 墨田校を開校します。
GKを始めたばかりだからこそ、まずは正しい基本から。
ゴールキーパーをもっと知って、もっと楽しむきっかけになれば嬉しいです。


